MIFESエディタの持っているシステムの変数定義を掲載しています。マクロからエディタの状態を知りたい場合には下記の変数を使用して操作します。
システム変数
カーソル位置情報 カレントウィンドウ情報 ウィンドウオープン時の情報 ユーザー入力情報 その他の情報
システム変数:カーソル位置情報
@byte |
バイト位置 |
カーソル位置のファイル先頭からのバイト位置(1〜)を表します。ファイルの先頭のバイト位置が 1
になります。テキスト中でのカーソル位置を取得するときは @byte を使います。 @byte
にバイト位置を代入すると、代入したバイト位置、または移動できる最も近いバイト位置に、カーソルを移動します。カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーになります。 |
@code |
文字コード |
カーソル位置の文字コードを表します。 改行文字は 0x0d0a
です。また、CRコードを含まないLFコードだけのときは 0x000a になります。 [EOF]マークは 0xff1a
(コード0x1aとして保存されるもの)、または
0xffff(データとしては保存されないもの)です。すなわち、「テキスト(^Zまで)」モードにおける[EOF]マークは0xff1aになり、「テキスト」または「バイナリ」モードにおける[EOF]マークは0xffffになります。 漢字は1バイト目が上位8ビット、2バイト目が下位8ビットで表す16ビットのコードになります。 @code
に文字コードを代入すると、代入した文字をカーソル位置に挿入または上書きできます。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーになります。
『注意』 [EOF]マークの
0xffff は正確には 0x0000ffff のことです。0xffff と -1 とは異なります。 |
@col |
論理桁位置 |
カーソル位置のテキスト中での桁位置(1〜980)(論理桁位置)を表します。 @col
に桁位置を代入すると、代入した桁位置、または移動できる最も近い桁位置に、カーソルを移動します。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーになります。 @col
と @scol
は通常同じ値です。フリーカーソル状態のときに、カーソルが改行文字や[EOF]マークよりも右側にある場合にのみ異なる値になります。 |
@cposx |
ウィンドウ上の桁位置 |
ウィンドウ内での現在のカーソル位置の桁位置(0〜)(表示桁位置)を表します。 テキスト表示領域の左端が0になります。行番号などを表示する左端ゲージはテキスト表示領域外と見なします。また、画面上での桁位置を表すため、最大値はウィンドウの横幅に依存します。 @cposx
に値は代入できません。 カレントウィンドウがないときに参照するとマクロエラーとなります。 |
@cposy |
ウィンドウ上の行位置 |
ウィンドウ内での現在のカーソル位置の行位置(0〜)を表します。 テキスト表示領域の最上行が0になります。カーソル位置情報などを表示するガイドラインや桁ゲージはテキスト表示領域外と見なします。また、画面上での行位置を表すため、最大値はウィンドウの高さに依存します。
@cposy
に値は代入できません。カレントウィンドウがないときに参照をするとマクロエラーとなります。 |
@line |
表示行番号 |
カーソル位置の表示行番号(1〜)を表します。 @line
に表示行番号を代入すると、代入した表示行番号、または移動できる最も近い表示行番号の行頭に、カーソルを移動します。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。 |
@num |
論理行番号 |
カーソル位置の論理行番号(1〜)を表します。@num
に論理行番号を代入すると、代入した論理行番号、または移動できる最も近い論理行番号の行頭に、カーソルを移動します。カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。
『メモ』 表示行番号とは、画面上に1行で表示されるテキストを1行として数えた行番号です。 これに対し論理行番号は、改行文字から改行文字までの間のテキストを1行として数えた行番号です。 右マージンを超えて折り返した行があると、右マージンの値によって表示行番号の値は変わります。論理行番号の値は、改行文字から改行文字を1行とするために、値は変わりません。そのため、テキスト中のカーソル位置は、@byte
や @num を使うと正確に取得できます。@byte はカーソル位置のバイト位置を表し、@num
はカーソル位置の論理行番号を表します。 |
@scol |
画面上の論理桁位置 |
カーソル位置の画面上での桁位置(1〜250)(論理桁位置)を表します。@scol
に桁位置を代入すると、代入した桁位置、または移動できる最も近い桁位置に、カーソルを移動します。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。@col
と @scol
は通常同じ値です。フリーカーソル状態のときに、カーソルが改行文字や[EOF]マークよりも右側にある場合にのみ異なる値になります。 |
|
システム変数:カレントウインドウ情報
@astat |
動作状態 |
カレントウィンドウの動作状態を各ビットで表します。 @astat
に値を代入すると、カレントウィンドウの動作状態を変更できます。カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。各ビットは以下のマクロ定数を使って、ビット論理演算で参照や代入をしてください。
ASTAT_INDENT オートインデント(0:無効、1:有効) ASTAT_EDGESTOP 行端でのカーソル移動(0:止まらず、1:止まる) ASTAT_FREECURSOR
フリーカーソルモード(0:OFF、1:ON) ASTAT_CHGSCALE [Ctrl]+[]]キー(0:大文字変換、1:小文字変換) ASTAT_MOUSEPOS マウスによるカーソル移動(0:無効、1:有効) ASTAT_SHIFTUPDN [Shift]+[↑][↓]キー(0:高速に上下、1:選択と移動)
ASTAT_SHIFTLTRT [Shift]+[←][→]キー(0:左右端、1:選択と移動) ASTAT_KEISEN 罫線(0:NEC罫線、1:JIS罫線) ASTAT_SOFTTAB タブ動作(0:ハードタブ、1:ソフトタブ) ASTAT_MEMOMARK FDH、FEHでのメモマーク(0:無効、1:有効) ASTAT_READER 改行時の読み上げ(0:行わない、1:行う) ASTAT_DBLREADER 読み上げ中の読み上げ(0:前優先、1:後優先)
ASTAT_SAVECLEAR 保存時の変更行マークの処理(0:そのまま、1:クリアする) ASTAT_EOFCTRL ファイルの最後の判定(0:EOF、1:データの終わり) ASTAT_NOKANJI 漢字処理(0:行う、1:行わない)
ASTAT_EOFCTRL
と ASTAT_NOKANJI のビットには代入できません。この2つのビットは参照専用です。ASTAT_EOFCTRL と ASTAT_NOKANJI
のビットの両方が 0 のときは「テキスト(^Zまで)」モードのウィンドウです。また、ASTAT_EOFCTRL だけが 1 のときは「テキスト」モードで、両方が
1 のときは「バイナリ」モードのウィンドウです。 例) if @astat&ASTAT_FREECURSOR
;フリーカーソル状態ならば @astat &= (~ASTAT_FREECURSOR) ;フリーカーソルOFF @astat
|= ASTAT_FREECURSOR ;フリーカーソルモード |
@dstat |
表示状態 |
カレントウィンドウの表示状態を各ビットで表します。 @dstat
に値を代入すると、カレントウィンドウの表示状態を変更できます。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。 各ビットは以下のマクロ定数を使って、ビット論理演算で参照や代入をしてください。
DSTAT_COLGAGE 桁位置ゲージ(0:非表示、1:表示) DSTAT_NUMGAGE 左端ゲージ(0:非表示、1:表示) DSTAT_NUMTYPE 左端ゲージ内容(0:論理行番号、1:表示行番号) DSTAT_VSCROLL 垂直スクロールバー(0:使用せず、1:使用する) DSTAT_HSCROLL 水平スクロールバー(0:使用せず、1:使用する) DSTAT_CRLF 改行文字明示(0:明示せず、1:明示)
DSTAT_HTAB ハードタブの明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_KANSPACE 全角スペースの明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_REDGE 折り返し位置の明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_UNDERLINE カーソル行アンダーライン(0:表示せず、1:表示) DSTAT_VERTICALLINE カーソル桁バーチカルライン(0:表示せず、1:表示) DSTAT_UPDATE 変更行の明示(0:明示せず、1:明示)
DSTAT_GUIDELINE ガイドラインの表示(0:表示しない、1:表示する) DSTAT_EOFMARK ファイル最後尾の明示(0:[EOF]マーク、1:明示せず) 例 if
@dstat&DSTAT_UNDERLINE ;アンダーライン表示中ならば @dstat &=
(~DSTAT_UNDERLINE) ;アンダーライン非表示 @dstat |= DSTAT_UNDERLINE
;アンダーライン表示
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@htab |
ハードタブ |
カレントウィンドウのハードタブの桁間隔(2、4、8、16)を表します。 @htab
に値を代入すると、カレントウィンドウのハードタブの桁間隔を変更できます。 @htab
に値を代入すると、代入したハードタブの値でカレントウィンドウを再表示します。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。
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@margin |
折り返し表示桁位置 |
カレントウィンドウの折り返し表示桁位置(16〜250)を表します。 @margin
に値(16〜250)を代入すると、カレントウィンドウの折り返し表示桁位置を変更できます。@margin
に値を代入すると、代入した新しい折り返し位置にそってカレントウィンドウを再表示します。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。 なお、システム変数
@margin に 0 を代入すると、現在のウィンドウ横幅に合わせて折り返し位置の調整を行います。 @margin に 0
を代入することはできても、@margin の値が 0 になっていることはありません。
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@size |
カレントウィンドウのファイルサイズ |
カレントウィンドウのファイルサイズを表します。カレントウィンドウがないときは-1(0xffffffff)になります。@sizeに値は代入できません。
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@text |
テキスト番号 |
カレントウィンドウのテキスト番号(0〜99)を表します。 カレントウィンドウがないときは-1(0xffffffff)になります。 @text
はカレントウィンドウがあるかないかを調べるときに使います。 @text
に値(0〜99)を代入すると、代入したテキスト番号のウィンドウにジャンプします。代入したテキスト番号のウィンドウがないときには無視します。
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@tmpmargin |
折り返し表示桁位置 |
カレントウィンドウの折り返し表示桁位置(16〜980)を表します。 @tmpmargin
に値(16〜980)を代入すると、カレントウィンドウの折り返し表示位置を変更できます。 しかし、値を代入してもウィンドウの再表示はしません。値を代入後に変更した行だけを、代入した桁位置で折り返して表示します。@tmpmargin
に 0 を代入することはできません。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。
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@winstat |
カレントウィンドウの状態 |
カレントウィンドウの状態を表します。 カレントウィンドウがないときは-1(0xffffffff)になります。各ビットの意味は以下のとおりです。 ビット0〜1 0:通常の編集可能ウィンドウ 1:読み取り専用属性ファイルのウィンドウ 2:バックアップファイル(.bak、.bk?)のウィンドウ 3:読み取り専用で開いたウィンドウ
ビット2〜3 0:通常ウィンドウ 1:「新規:nn」ウィンドウ 2:自動的に開いた「新規:00」ウィンドウ 3:グローバル検索結果ウィンドウまたは[DOSシェルエスケープ]ウインドウ
ビット4〜5 0:通常サイズウィンドウ 1:アイコン化ウィンドウ 2:MDI最大化ウィンドウ
ビット6 0:バージョン5では常に0
ビット7 0:変更操作なし 1:変更操作あり(セーブの必要あり)
ビット0〜1とビット7は、@winstatに値を代入することで変更できます。その他のビットは変更できません。ビット7を1にすることで、変更操作のないウィンドウを変更操作があったように見せかけることができます。@winstatに値を代入するときには十分注意してください。
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@winx |
ウィンドウの桁数 |
カレントウィンドウのテキスト表示領域の横幅を桁数に換算した値(1〜)を表します。 行番号などを表示する左端ゲージはテキスト表示領域外と見なします。 この値はウィンドウサイズ、フォントサイズ、垂直スクロールバーがあるかないか、および左端ゲージが表示か非表示かなどに依存します。 @winx
に値は代入できません。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。
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@winy |
ウィンドウの行数 |
カレントウィンドウのテキスト表示領域の高さを行数に換算した値(1〜)を表します。 カーソル位置情報などを表示するガイドラインや桁位置ゲージはテキスト表示領域外と見なします。 この値はウィンドウサイズ、フォントサイズ、水平スクロールバーがあるかないか、および桁位置ゲージが表示か非表示かなどに依存します。 @winy
に値は代入できません。 カレントウィンドウがないときに参照や代入をするとマクロエラーとなります。
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システム変数:デフォルト状態
@openwin |
ウィンドウ形状 |
以降に開くウィンドウの初期のウィンドウ形状を表します。この値は以下のとおりです。
0:カスケード状態で開く 1:MDI最大化で開く 2:最大サイズのウィンドウで開く 3:デフォルトのウィンドウ形状で開く
@openwin
に値を代入すると、以降に開かれるウィンドウの初期のウィンドウ形状を変更できます。
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@sys_astat |
動作状態 |
以降に開くウィンドウの初期状態での動作状態を各ビットで表します。MIFES for
Windows では、この状態をカレントウィンドウの動作状態とは別に保持しています。 @sys_astat
に値を代入すると、以降に開くウィンドウの初期状態での動作状態を変更できます。各ビットは以下のマクロ定数を使って、ビット論理演算で参照や代入をしてください。
ASTAT_INDENT オートインデント(0:無効、1:有効) ASTAT_EDGESTOP 行端でのカーソル移動(0:止まらず、1:止まる) ASTAT_FREECURSOR
フリーカーソルモード(0:OFF、1:ON) ASTAT_CHGSCALE [Ctrl]+[]]キー(0:大文字変換、1:小文字変換) ASTAT_MOUSEPOS マウスによるカーソル移動(0:無効、1:有効) ASTAT_SHIFTUPDN [Shift]+[↑][↓]キー(0:2行上下、1:選択と移動)
ASTAT_SHIFTLTRT [Shift]+[←][→]キー(0:左右端、1:選択と移動) ASTAT_KEISEN 罫線(0:NEC罫線、1:JIS罫線) ASTAT_SOFTTAB タブ動作(0:ハードタブ、1:ソフトタブ) ASTAT_MEMOMARK FDH、FEHでのメモマーク(0:無効、1:有効) ASTAT_READER 改行時の読み上げ(0:行わない、1:行う) ASTAT_DBLREADER 読み上げ中の読み上げ(0:前優先、1:後優先)
ASTAT_SAVECLEAR ファイル保存時の変更行マークの処理(0:そのまま、1:クリアする) ASTAT_EOFCTRL ファイルの最後の判定(0:EOF、1:データの終わり) ASTAT_NOKANJI 漢字処理(0:行う、1:行わない) 例 if
@sys_astat&ASTAT_FREECURSOR ;フリーカーソル状態ならば @sys_astat &=
(~ASTAT_FREECURSOR) ;フリーカーソルOFF @sys_astat |= ASTAT_FREECURSOR
;フリーカーソルモード
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@sys_dstat |
表示状態 |
以降に開くウィンドウの初期状態での表示状態を各ビットで表します。MIFES for
Windows では、この状態をカレントウィンドウの表示状態とは別に保持しています。 @sys_dstat
に値を代入すると、以降に開くウィンドウの初期状態での表示状態を変更できます。 各ビットは以下のマクロ定数を使って、ビット論理演算で参照や代入をしてください。
DSTAT_COLGAGE 桁位置ゲージ(0:非表示、1:表示) DSTAT_NUMGAGE 左端ゲージ(0:非表示、1:表示) DSTAT_NUMTYPE 左端ゲージ内容(0:論理行番号、1:表示行番号) DSTAT_VSCROLL 垂直スクロールバー(0:使用せず、1:使用する) DSTAT_HSCROLL 水平スクロールバー(0:使用せず、1:使用する) DSTAT_CRLF 改行文字明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_HTAB ハードタブの明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_KANSPACE 全角スペースの明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_REDGE 折り返し位置の明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_UNDERLINE カーソル行アンダーライン(0:表示せず、1:表示) DSTAT_VERTICALLINE カーソル桁バーチカルライン(0:表示せず、1:表示) DSTAT_UPDATE 変更行の明示(0:明示せず、1:明示) DSTAT_GUIDELINE ガイドラインの表示(0:表示せず、1:表示) DSTAT_EOFMARK ファイル最後尾の明示(0:[EOF]マーク、1:明示せず)
例 if
@sys_dstat&DSTAT_UNDERLINE ;アンダーライン表示有効ならば @sys_dstat &=
(~DSTAT_UNDERLINE) ;アンダーライン非表示 @sys_dstat |= DSTAT_UNDERLINE
;アンダーライン表示
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@sys_htab |
ハードタブ |
以降に開くウィンドウの初期状態でのハードタブの桁間隔(2、4、8、16)を表します。 @sys_htab
に値を代入すると、以降に開くウィンドウの初期状態でのハードタブの桁間隔を変更できます。この値は、「環境設定」ダイアログボックス中の「拡張子」タブ中の「デフォルトの定義」で指定したものです。
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@sys_margin |
折り返し表示桁位置 |
以降に開くウィンドウの初期状態での折り返し表示桁位置(16〜250)を表します。 @sys_margin
に値(16〜250)を代入すると、以降に開くウィンドウの初期状態での折り返し表示桁位置を変更できます。
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システム変数:ユーザー入力情報
@char |
入力された文字コード |
システム関数
waiteventで文字入力イベントを待っていたときに、入力された文字コードを表します。文字コードは @code と同じです。たとえば、改行文字は 0x0d0a
で、タブ文字は 0x0009
です。漢字は1バイト目が上位8ビット、2バイト目が下位8ビットで表す16ビットのコードになります。
waitevent関数の実行した直後のみ参照してください。それ以外のときは意味がありません。また、@charに値は代入できません。
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@command |
入力されたコマンド |
システム関数
waiteventでコマンド入力イベントを待っていたときに、入力された機能番号(1〜541)を表します。機能番号についてはヘルプを参照してください。 waitevent関数の実行した直後のみ参照してください。それ以外のときは意味がありません。また、@commandに値は代入できません。
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@key |
入力されたキー |
システム関数waiteventでキー入力イベントを待っていたとき、入力されたキーコード(特殊内部コード)を表します。この値は以下のとおりです。
700〜715:[F1]〜[F16]
(709:[F10]を除く) 716〜731:[Shift]+[F1]〜[Shift]+[F16] 732〜747:[Ctrl]+[F1]〜[Ctrl]+[F16] 748〜773:[Ctrl]+[A]〜[Ctrl]+[Z] 774:[PageUp] 775:[PageDown] 776:[Insert] 777:[Ddelete] 778:[↑] 779:[←] 780:[→] 781:[↓] 782:[Home] 783:[End] 784:[Shift]+[PageUp]キー 785:[Shift]+[PageDown]キー 786:[Shift]+[Insert]キー 787:[Shift]+[Delete]キー 788:[Shift]+[↑]キー 789:[Shift]+[←]キー
790:[Shift]+[→]キー 791:[Shift]+[↓]キー 792:[Shift]+[Home]キー 793:[Shift]+[End]キー 794:[Ctrl]+[PageUp]キー 795:[Ctrl]+[PageDown]キー 796:[Ctrl]+[Insert]キー 797:[Ctrl]+[Delete]キー 798:[Ctrl]+[↑]キー 799:[Ctrl]+[←]キー
800:[Ctrl]+[→]キー 801:[Ctrl]+[↓]キー 802:[Ctrl]+[Home]キー 803:[Ctrl]+[End]キー 804:[Esc]キー 805:[Shift]+[Bs] 806:[Ctrl]+[Bs] 807:[Shift]+[Tab]
waitevent関数の実行した直後のみ参照してください。それ以外のときは意味がありません。また、@keyに値は代入できません。 ENTERキーやTABキーなどカスタマイズができないキーについては、コマンド入力イベント(EVENT_COMMAND)で入力してください。F10キーやCTRL+TABキーなどはWindowsで特殊な処理が割り当てられています。そのため、キーを取得できない場合があります。
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システム変数:その他
@autosave |
オートセーブ状態 |
現在のオートセーブの状態を表します。 0:オートセーブなし 1:オートセーブあり 3:アクティブ中にもオートセーブあり @autosave
に値を代入すると、オートセーブの状態を変更できます。
『参照』 システム変数 @saveinterval
も合わせて参照してください。
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@disp |
テキスト表示状態 |
現在のテキスト表示状態を表します。 @disp
に値を代入すると、以下の表示動作を行います。
0:以降テキスト表示は行わない 1:以降テキスト表示を開始。カーソル行を表示する 2:以降テキスト表示を開始。カレントウィンドウを表示する 3:以降テキスト表示を開始。カラーの変
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@findmode |
カレント検索方法 |
カレント検索文字列(最後に実行した検索)の検索方法を表します。
0:通常検索:大文字・小文字区別 1:通常検索:大文字・小文字同一視 2:ワイルドカード検索:大文字・小文字区別 3:ワイルドカード検索:大文字・小文字同一視 4:正規表現検索 5:あいまい検索
@findmode
に値は代入できません。
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@insmode |
挿入、上書き状態 |
挿入状態(1)または上書き状態(0)を表します。 @insmode
に値を代入すると、挿入または上書き状態に変更できます。
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@keisen |
トレース用の罫線種類 |
現在のトレース用の罫線種類を表します。この値は以下のとおりです。
1:太罫線 2:細罫線 0:空白線 @keisen
に値を代入すると、トレース用罫線種を切り換えます。
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@nextbyte |
論理行テキストの残り |
システム関数getlineを実行した直後に、行が長すぎて論理行末まで取得できなかったときに、残りの未取得部分の先頭文字のバイト位置(1〜)を表します。getline関数で論理行全体が取得できたときには
0 になります。 また、システム関数freadを実行した直後に、1行の文字列が長くて指定した配列変数内に読み切れないときに 0
より大きな数になります。 getline関数または
fread関数の実行した直後のみ参照してください。それ以外のときは意味がありません。また、@nextbyte
に値は代入できません。
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@profile |
プロファイルの設定 |
現在のプロファイル設定の状態を表します。 @profile
に以下の値を代入すると、プロファイル設定の状態を変更できます。
0:プロファイルファイルを使用しない 1:読み出し専用のカスタマイズファイルとして使用する 2:読み出し専用のカスタマイズファイルとして使用する 3:読み書き両用のカスタマイズファイルとして使用する 4:完全なプロファイルファイルとして使用する
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@retcode |
calldll関数の関数値 |
システム関数calldllを実行したときの関数値を表します。 calldll関数を実行した直後のみ参照してください。それ以外のときは意味がありません。
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@ribbon |
リボン表示の状態 |
現在のリボン表示の状態を各ビットで表します。 @ribbon
に値を代入すると、リボン表示の状態を変更できます。 各ビットは以下のマクロ定数を使って、ビット論理演算で参照や代入をしてください。
RIBBON_GUIDE
ガイドリボン RIBBON_SYSTEM システムリボン RIBBON_USER1 ユーザ定義リボン1 RIBBON_USER2
ユーザ定義リボン2 NOLOWLINE
ファンクションキー表示/編集ファイル名表示を非表示
このマクロ定数のビットだけは他のマクロ定数のビットと意味が逆になっており、このビットが 0
の時に表示、1の時に非表示になります。注意してください。 DBLLOWLINES ファンクションキー表示/編集ファイル名表示を2行で表示 システム関数ribbonを使うと、より詳しい指定ができます。
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@saveinterval |
オートセーブの間隔 |
現在のオートセーブのチェックの時間間隔(単位は分)を表します。 @saveinterval
に値(1〜60)を代入すると、オートセーブのチェックの時間間隔を変更できます。
『参照』 システム変数@autosave
も合わせて参照してください。
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@selmode |
範囲選択状態 |
現在の範囲選択状態を表します。
0:非選択状態 1:箱型選択状態 2:行単位選択状態 3:文字列選択状態
@selmode
に値を代入すると、範囲選択の状態を変更できます。 カレントウィンドウがないときに値を代入してもエラーにはなりません。しかし、代入は無視されます。 また、次のマクロ定数を指定しても、選択状態を変更できます。
SEL_CANCEL
非選択状態 SEL_BOX 箱型選択状態 SEL_LINE 行単位選択状態 SEL_STRING
文字列選択状態
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@sel_start |
選択範囲の先頭位置 |
範囲選択状態のときに、選択範囲の先頭文字のバイト位置を表します。 行単位選択または文字列選択状態のときにのみ、値を取得できます。 箱型選択状態のときには有効な値を表しません。
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@sel_end |
選択範囲の最終位置 |
範囲選択状態のときに、選択範囲の最終文字の次のバイト位置を表します。 行単位選択または文字列選択状態のときにのみ、値を取得できます。 箱型選択状態のときには有効な値を表しません。
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@sys_stat |
エディタ状態 |
現在のエディタ内の各種状態を各ビットで表します。 @sys_stat
に値を代入すると、以降の各種状態を変更できます。 各ビットは以下のマクロ定数を使って、ビット論理演算で参照や代入をしてください。
SYS_UNDO UNDOバッファの設定(0:各ウィンドウごと、1:全体で1つ) SYS_OPEN 起動時に「新規:00」ウィンドウを開く(0:開かない、1:開く) SYS_OVW 起動時の挿入/上書(0:挿入状態、1:上書状態) SYS_MULTI 同時複数起動(0:禁止する(MDIモード)、1:許可する(SDIモード)) SYS_MAXWIN 起動時フレームウィンドウ(0:通常オープン、1:最大化オープン)
SYS_CUTBUFF 終了時カットバッファファイル(0:削除しない、1:削除する) SYS_WFILE 終了時ファイル名の書き出し(0:FILE、1:FILEN) SYS_DRAGSEL マウスドラッグ範囲選択(0:ボタンアップ確定、1:ボタンアップ継続) SYS_SCROLL ↑↓キーのリピート時(0:高速スクロール、1:1行スクロール) SYS_RMENU 右クリックメニュー(0:無効、1:有効) SYS_MIWMAC MIW.MACの自動コンパイル(0:コンパイルする、1:コンパイルしない)
SYS_DIALOG 「ファイルを開く」ダイアログボックス(0:MIFES専用、コモンダイアログ用) SYS_PAGEID PageUp/PageDownキーの動作(0:半画面単位、1:1画面単位) SYS_CKEY C/HTMLファイルのキーワード明示(0:明示せず、1:明示) SYS_CIFDEF C/C++言語の#ifdefブロックの明示(0:明示せず、1:明示) SYS_FNMENU
「ファイル」メニュー中のファイル名(0:右側に19、1:下側に5)
SYS_SDISIZE SDIウインドウの幅テ(0:右マージンの幅,1:デフォルトの幅) SYS_KEYMOTOLIB キーボードマクロ定義時(0:そのまま,1:ライブラリ登録) SYS_BALOON ボタンの吹き出し表示(0:表示しない,1:表示する) SYS_ROTRIBBON システムリボンの回転(0:1ボタン単位,1:5ボタン単位)
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リンク
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